コンテンツマーケティングの教科書にしてさまざまな場面で役立つ手引書

――書籍紹介『いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本』

2016/03/01
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いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本 人気講師が教える宣伝せずに売れる仕組み作り
著者:宗像 淳、亀山 將
発行:インプレス
出版年月日:2015/10/21
価格1,780円 (税別)
ISBN 978-4-8443-3826-0

文:編集部 M.U

コンテンツマーケティングへの注目度が高まっている。さまざまなメディアで、成功はもちろん失敗も含む事例が取り上げられており、MarketingBaseでピックアップした記事もかなり多くなってきた。

インプレスの「いちばんやさしい教本」シリーズの一冊として刊行された本書は、「コンテンツマーケティングとは?」「なぜ今コンテンツマーケティングが必要か?」といった基本から、制作時のポイントやPDCAサイクルの回し方など実践的な運用ノウハウまでを網羅している。
全7章49レッスンで、以下のような構成だ(各章のテーマは目次情報として下に記した)。

Chapter1 コンテンツマーケティングの考え方を理解しよう
Lesson 01 [従来型ネットマーケティングの限界]なぜ今コンテンツマーケティングが必要なのか考えてみよう
Lesson 02 [コンテンツマーケティングの登場]コンテンツマーケティングを理解しよう
(中略)
Chapter6 KPIを設定してPDCAサイクルをまわそう
Lesson 41 [PDCAの全体像] 改善サイクルの全体像を把握しよう
Lesson 42 [KPI設定の考え方] 購買プロセスごとの効果測定ポイントを押さえよう
(以下略)

通読して総合的に知識を深められるのはもちろんだが、上記のように明確に設定された各章、各レッスンは、困った時のリファレンスとしても役立つだろう。全編にカラーでの図解が入り、重要な部分はマーカーで強調されているなど読みやすく、さまざまな段階や場面でその都度参照しやすいのがうれしい点だ。

本書では、コンテンツマーケティングを「読者にとって価値あるコンテンツの制作・発信をとおして見込み顧客のニーズを育成、購買を経て、最終的にはファンとして定着させることをめざす一連のマーケティング手法」と定義し、段階的なマーケティングプロセスを構築するための考え方としている。

コンテンツマーケティングの考え方(ストーリー)出典:『いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本 人気講師が教える宣伝せずに売れる仕組み作り (「いちばんやさしい教本」シリーズ) 』 宗像 淳、亀山 將 (著)インプレス発行

コンテンツマーケティングの考え方(ストーリー)
出典:『いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本
人気講師が教える宣伝せずに売れる仕組み作り (「いちばんやさしい教本」シリーズ) 』
宗像 淳、亀山 將 (著)インプレス発行

 

著者らの丁寧な解説からは、「自社にとっての顕在、潜在双方の顧客、消費者をイメージすること」「彼らがどのようなコンテンツを求めているのか考え続けること」が重要であるという一貫した視点が見て取れる。また、著者の一人であるイノーバの宗像氏は、「本書で伝えたいのは、ずばり、広告に頼らずにビジネスをする新しい考え方です。今後のビジネスで主流になる考え方です」と語る。
こうした姿勢は、顧客との関係構築というマーケティング上の重要課題を見据えており、コンテンツマーケティングが、一手法ではあっても一過性のトレンドでない、マーケティングの本質的な方策であることを伝えていると言えるだろう。

 

<目次>

Chapter1 コンテンツマーケティングの考え方を理解しよう
Chapter2 コンテンツの種類や特徴を理解しよう
Chapter3 顧客視点のマーケティング戦略を立てよう
Chapter4 読み手に響くコンテンツの作り方を理解しよう
Chapter5 制作したコンテンツの影響力を最大化しよう
Chapter6 KPIを設定してPDCAサイクルをまわそう
Chapter7 ひとつ上のマーケティングへ