RappaとISIDが業務提携、人工知能による「デジタルキュレーション」の実装支援を提供開始

──テキストからユーザーの嗜好を読み取る方法で、納得度の高いレコメンドを実現

2016/04/01
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UBICの子会社で人工知能によるデジタルマーケティング事業を展開するRappaは、電通国際情報サービス(ISID)と業務提携を行い、人工知能を用いた「デジタルキュレーション」の実装支援サービスを2月16日より開始している。

デジタルキュレーションサービスの活用例

デジタルキュレーションサービスの活用例
(※画像クリックで拡大)

「デジタルキュレーション」とは、インターネット上のさまざまなコメントやレビューをもとに、ユーザーの嗜好に合ったお店や商品を提案するサービス。
インターネットを使用する多数の人が書き込んだコメント群を、UBICが独自に開発した人工知能エンジン「KIBIT(キビット)」で解析することで、マッチングの精度を高められる。

Rappaの斎藤氏は同サービスの特長について、次のように語った。
「従来のレコメンドエンジンの多くは、行動履歴に基づいて嗜好を類推する協調フィルタリングによるものでした。対してデジタルキュレーションでは、テキストを元に嗜好の読み取りを行っており、これは他のサービスにはない仕組みです。またマーケティングの観点をもとに、モノやコトの嗜好性を類型化してロジックを強化していることもポイントです」。

分野を超えたサービスの活用例

分野を超えたサービスの活用例
(※画像クリックで拡大)

同サービスを実装することで、ロングテールの底上げ、クロスセル効果、ユーザー退会率の減少などが見込めるという。ECサイト、口コミサイト、メディアサイトなど、あらゆるウェブサービスにおいて活用でき、「導入社数が増えることで、分野を横断したレコメンドができるようになります」と斎藤氏。
これはKIBITの特長のひとつである、分析するデータが増えることで単純にレコメンドの精度が高くなるというアルゴリズムではなく、そもそも少量のデータから個人の嗜好を学習することが可能である点を活かした仕組みだ。
例えば「本の好き、嫌い」の情報から滞在的な嗜好パターンを類推して「好みだと思われる宿泊施設」をレコメンドすることなどが可能になるということだ。

斎藤氏は、今後の技術発展について「レコメンド理由の言語化を行うことにより、ユーザーの納得感を向上させる予定です。ログデータなどを元にしたレコメンドでは人間の感覚を言語化することが困難なのに対し、テキストデータから直接意味を理解することができるKIBITなら、その価値提供の実現が可能だと考えています」と語った。

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