テラデータとヤフーが技術提携、ビッグデータ利活用の進化を目指す

――最新技術を用いた共同開発で次世代分析基盤を構築、ヤフーはさらなるサービスの向上へ

2016/05/26
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日本テラデータは、テラデータ・コーポレーション(以下、テラデータ)とヤフーが、ビッグデータ活用の促進を目的とした次世代データ分析基盤の構築のため、技術提携したことを2016年5月19日に発表した。

ヤフーはこれまでもビッグデータ利活用のため、いくつかのビッグデータ関連技術をデータの種類や性質に応じて使い分け、活用してきた。今後、この技術提携でテラデータのR&D部門であるテラデータ・ラボの技術開発に参加することにより、成果を次世代データ分析基盤にいち早く取り入れ、さらなるビッグデータ利活用の進化を目指す。

技術提携の内容は以下。
・複数のデータソースに対して統一的なアクセスを可能にする機能など、ヤフーが次世代データ分析基盤を実現する上で必要なサービス、ソリューションの共同開発。
・両社の今後の技術戦略への反映を目的として、テラデータの最新技術とヤフーの多様な分析方法およびビッグデータを用いた先行的な共同検証の実施。
・Teradata製品およびビッグデータ・ソリューションに関する課題に対し、テラデータへフィードバックの実施。

ヤフーのデータ分析基盤

ヤフーのデータ分析基盤
(※画像クリックで拡大)

この技術提携に際し、ヤフーのデータ&サイエンスソリューション統括本部の佐々木氏は以下のようにコメントしている。
「Teradataの強みは何と言っても多種多様な大量データを扱えることで、弊社が望む1,000人規模のユーザーが同時アクセスできる分析環境を構築できることです。また、ユーザーの発想に基づいた自由度の高い分析に対応できるのも強みです。今後、テラデータ・ラボとの共同開発を通して、多種多様なデータやデータソースをさらに扱いやすくすることで、弊社の技術開発やビジネスのスピードを加速していきたいです」。

両社は、この技術提携をサービスの改善や新規開発に役立て、ビジネス機会創出の拡大を目指す方針だ。

また今回、ヤフーはデータ分析基盤にTeradataの最新モデルを追加導入したと発表した。ヤフーは以前より分析基盤にTeradata DWHを導入していたが、社内のデータ利活用が進んだことで、ユーザーが発行するクエリーの量の増加とともに、種類も多様化してきたことから、最新モデルの追加導入を決めた。

さらに複数のプラットフォームに対し透過的なアクセスを実現するTeradata QueryGridを採用し、既存のTeradataとのシームレスな分析環境を構築した。

これにより、従来のシステムに比べ、パフォーマンスが最大で40倍向上し、広告の効果測定やページビュー数、アクティブユーザーなどのアクセス数の分析作業が効率化した。また、分析サイクルのスピードと精度が向上したことで、素早い意思決定を実現。さらにアクセス・ログデータのTeradataへのロードが、日次から1時間単位となり、鮮度の高い分析が可能になった。