デジタルマーケティングの成果を得られないのは、データの「量」と「分析スピード」の問題

2016/06/02
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ガートナーの調査によれば、企業のマーケティング担当者の98%がデジタルマーケティングを業務に導入。しかし多くの企業は取り組みを開始したばかりで、十分に成果を出せていない。SAS Instituteのティム・チャールズワース氏は、分析に用いるデータの不用意な抽出と処理がその原因とする。
この仮説を検証するため、欧州の通信キャリアと協力して携帯通信トラフィックを分析し、企業収益への影響を調査。顧客の携帯通信のトラフィックを分析してパケット通信の使用度合いを確認し、顧客がパケット使用の上限に近づいてきたタイミングで、追加パケットの割引キャンペーンのメールなどを送る施策を実施した。
「顧客のリアルタイムデータを取り込めるが、顧客ごとの細かなカスタマイズを行えない」「集めたデータを分析に時間を割き、1日遅れでカスタマイズした施策を打つ」という2ケースでは、顧客の反応率は最大約5%しか改善しなかった。現状のデジタルマーケティングは、こうした部分的なデータ活用にとどまっており、十分な効果を上げられていないと指摘する。
両ケースのメリットを生かし、「顧客のリアルタイムデータを取り込み、カスタマイズした施策を打つ」と、反応率は最大24%まで改善し、金額にして1,000万ユーロもの収益を得た。この時点で、初めてデジタルマーケティングの本領が発揮されたと言えるとする。

2016/5/30 デジタルマーケティングの効果が頭打ちになる2つの理由 DIAMOND online
参照元:http://diamond.jp/articles/-/91901
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