店舗を展開する企業のマーケティングを、アプリやウェブサイトの構築・運用支援で加速【エンターモーション様インタビュー】

2017/01/20
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エンターモーション様インタビュー


企業のO2Oやオムニチャネル戦略に連動したオウンドメディアの構築と運用の支援を行う株式会社エンターモーション。基盤となるアプリやウェブの「システム開発」、「オペレーション」、「キャンペーンやサービスの企画」といった各種サービスをワンストップで提供している。今回は、同社代表取締役社長である島田 大介様(以下、敬称略)に、事業内容や今後についてお話を伺った。


多店舗展開の企業を中心にサービス提供

椎葉:島田さんとのご縁は、私の過去の職場であるNetAgeが立ち上げたスタートアップに島田さんが出向されてきたことが始まりですね。島田さんが起業されたのは出向先の企業文化に影響されたことが大きいというお話を聞きましたが。

島田:そうなんです。実はもともと大企業志向で、ベンチャーにはまったく興味がなかったんですよ。新卒で入社した日商岩井(現・双日)からNetAgeに出向したときに目にした企業文化の違いに本当に驚かされ、心を揺さぶられて情熱の炎が燃え上がり、自分の人生が180度変わりました。それがきっかけで、2003年にエンターモーションを設立したんです。

設立当初はフィーチャーフォン向けの懸賞サイトや、メールマガジンで送られてくるURLをクリックすると懸賞に応募できる、ポイントがもらえるといったサイトをつくるためのASPを提供していました。台湾と香港にも進出しましたが、残念ながら最終的には失敗をしまして……、国内のマーケットで収益基盤をつくることに集中しようということで、そこからはいろいろなことをやりましたね。当時流行していたシステムを全部ASPにしようと、そのころGREEやモバゲーが凄い勢いで伸びておりましたので、映画や音楽といった趣味や嗜好に特化したSNSシステムとアバターのジェネレーターエンジンをパッケージ化して提供するなどしていました。そうこうしているうちに、ファミレス国内最大手であるすかいらーくさまのモバイルサイト開発、運用に関するコンペがありまして、そこで10社以上の錚々たる企業の中から選んでいただいたことを契機に、現在のO2Oやオムニチャネル関連事業に発展していきました。

エンターモーション 代表取締役社長 島田 大介様

エンターモーション 代表取締役社長 島田 大介様

椎葉:なるほど、そういった経緯から多店舗展開の企業を中心にサービス提供をしているのですね。

島田:そうなんです。システム開発では、ベースとなるエンジンを洗練させて、より安く、より安定的にということを一番のミッションに掲げ、アプリやウェブサイトの開発、制作、運用をさせていただいています。さまざまな企業にご導入いただき、現在管理しているデータベースは1,230万件、導入店舗数は1万2,000店舗を超えるほどの規模になりました。

椎葉:各企業ではどのような部分を支援しているのでしょうか?

島田:本当に幅が広いのですが、キャンペーンの企画にはじまり、セグメント毎に最適化されたクーポンの配信や、セールでの目玉商品の事前予約や店舗検索、店内を回遊すると特別な動画が見られるといった仕掛け、ユーザーの位置情報と連動したプッシュ通知の自動配信といったシステムなどを開発から運用までワンストップで支援させていただいております。ほかにもECサイトのポイントを統合したり、オムニチャネル戦略の実行にあたってPOSとアプリを連携させることで購買金額と連動したポイントを付与したりということもしています。各機能群もITの進歩にともなって、スピーディにブラッシュアップしていかなければならないのですが、それが店舗企業さまにとっては負担になるのが実情です。それをエンターモーションが一手に引き受けるというイメージです。

また、アプリは情報発信や情報取得のプラットフォームとして最適だと思っています。最近ではBeacon端末と連動する形で店内の回遊履歴を取得したりもしていて、POS情報を見れば購買履歴もわかるため、ある商品に興味を持ったものの購買に至らなかったといった情報もわかるわけです。最終的には一人ひとりに最適なメッセージを、人の運用を介さず自動的にお届けするマーケティングオートメーションを実現していきたいと考えております。今はそのためのシステムを開発しているところです。

椎葉:位置情報関連のテクノロジーは、出始めた当初、精度が問題だという話がよくありましたが、今はどうなのでしょうか。

島田:今は精度が上がり、たとえば区画ごとにどの食品売り場にいるのかとか、何階にいるのかということもわかります。店内にGPSは届かないのですが、Beaconのほかにも超音波やWi-Fiなど、さまざまなテクノロジーが出てきています。Beaconも、最近は導入実績が増えてきましたし、反応の精度も高まってきたと感じています。

椎葉:オムニチャネルとなると、マーケティングとは違った要素も入ってきますしね。

島田:そうなんですよ。最近はGPSも含め、位置情報と連携した施策が多いですからね。

スペースシップ代表 椎葉 宏

スペースシップ代表 椎葉 宏

ウェブとアプリの開発・運用、企画、戦略立案をコアに、ウェブ上でのプロモーションまでを行う

島田:プロジェクトのスタート時は、アプリのダウンロード数や会員数を増やすためにマーケティング費用は使わず、まずは店内でプロモーションを行って、すでに来店されている既存のお客さまのDB化を行うのがもっとも良いというお話などをしていきますが、会員数の増加に合わせて弊社でもアドネットワークを利用するなど、ウェブ上でのプロモーションの代理店のような役割を担ったりもします。

椎葉:何でもやりますね(笑)。

島田:何でもやります(笑)。オムニチャネル戦略が浸透していくにつれて、やらなければならない領域は増えましたね。ただ、ウェブサイトとアプリの開発・運用、企画、戦略立案がコアではあります。特に店舗系の企業は、ITやマーケティングに特化した人材を採用しにくいという環境にあるので、運用まで含めてすべてアウトソーシングしたいというご要望があるんですよね。

椎葉:御社の実績としては、どのような企業があるのでしょうか。

島田:現在ご導入いただいているのは、すかいらーくさま、イオンリテールさま、大阪王将さま、サークルK・サンクスさま、SEGAさま、オリジン東秀さま、ジャンボカラオケを展開する東愛産業さま、FeliCa Networksさま、そのほかアパレル企業やインターネットカフェチェーンなども実績としてございます。

「イオンお買い物アプリ」では、店舗検索やキャンペーン情報配信のほか、商品のバーコードをスキャニングすることで詳しい情報をチェックできる、色違いやサイズ違いを購入できるといったサービスも展開しています。

各企業に合った機能を組み合わせ、低コストでアプリ開発から企画立案までを含めた運営を行っている

各企業に合った機能を組み合わせ、低コストでアプリ開発から企画立案までを含めた運営を行っている
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ほかにも、クーポンを出し分けて、どの程度のディスカウントレートであればもっとも利益が確保できるのかといったABテストを行ったりもしていますね。

今後はLINEやアドネットワークとの連携も

椎葉:最近はLINEとの連携も話題になっていますよね。いま、アプリは星の数ほどあるなかで、結局はひとり10くらいしか使っていないという状況。そこで生き残っていくのはとても難しいけれど、そのときに自社アプリだけでなく、LINEというみんなが使っている巨大なプラットフォームも活用し、うまく使い分けができたら良いのではと思います。

島田:最近はプッシュ通知をオフにする人も増えてきましたし、多面的にリーチしていかなければ厳しいと思う面もあります。今後は、アドネットワークとの連携も考えています。

椎葉:なるほど、まだまだこれから面白くなりそうですね。LINEやアドネットワークとの連携なども含め、これからの展開を楽しみにしています。本日はありがとうございました。

株式会社エンターモーション
http://entermotion.jp/index.html

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