ブレインパッドは、コーセープロビジョン(以下、コーセー)が運営する通販限定スキンケアブランド「米肌(まいはだ)」に統合マーケティングオートメーション環境を導入したことを、2016年5月24日に発表した。

導入した統合マーケティングオートメーション環境は、ブレインパッドが提供する「Probance Hyper Marketing」(マーケティングオートメーション)、「Rtoaster」(レコメンドエンジン搭載プライベートDMP)、「Tableau」(ビジネス・インテリジェンスツール)などのサービスを連携させたもの。

「Probance Hyper Marketing」は、メール・デジタル広告・ウェブサイトなど複数のチャネルを横断した最適な顧客コミュニケーションを高度かつ精緻に実行できるマーケティングオートメーションツール。2016年1月には、新たにLINE ビジネスコネクトとの連携機能が追加されている。

コーセーはこの導入により、これまでそれぞれ独立して手動で運用してきていた、デジタル広告を中心とする新規顧客獲得施策とメールおよびLINEを利用した顧客育成施策を一体化させ、さらに自動で運用することができるようになる。

また、自動化することにより、顧客一人ひとりの趣味・嗜好やステータスに合わせた最適なチャネルとタイミングできめ細やかなマーケティングを行うなど、手動では不可能であった施策の実現を目指す。

統合マーケティングオートメーション導入前後の運用イメージ
統合マーケティングオートメーション導入前後の運用イメージ
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この導入に際し、コーセーの事業管理グループのマネージャーである針金氏は以下のようにコメントしている。
「当社は、米肌を購入されたお客様に“買い続けたい!”と思っていただくために、メール、LINEなどによるコミュニケーションを行っておりましたが、それぞれの施策が分断して行われており、配信される内容も画一的なものでした。今回Probance Hyper Marketingなどを活用した統合マーケティングオートメーション環境を構築することでそれらが連動され、かつお客様一人ひとりの購買状況や関心に合わせて最適なチャネルとタイミングを選択し、それぞれの気持ちに寄り添ったコミュニケーションを行うことが可能となります。」