2016年5月31日、Kaizen Platformは新サービス「KAIZEN Ad」の提供を、7月より開始すると発表した。
KAIZEN Adは、広告クリエイティブを簡単に、継続的に、リーズナブルに改善し、限られたキャンペーン期間内におけるパフォーマンスを最大化するソリューションで、「電通PMP(プライベート・マーケット・プレイス)」に対応するという。電通PMPとは、Googleの「DoubleClick Bid Manager」および「DoubleClick Campaign Manager」と連携し、媒体社が保有する限定された付加価値の高い広告枠を優先的に買い付け可能な自動取引の仕組み。
同社はネット広告に対して「新しいフォーマットが次々に登場し、運用型広告が進化するなかで、ネット広告における広告クリエイティブが消費者に飽きられるスピードは年々早くなっている」、「ターゲティング技術が発達してきているなか、パフォーマンスの鍵を握る最後の変数は広告のクリエイティブである」、「クリエイティブも含めて運用していく時代において、制作発注、入稿管理、パフォーマンスチューニングまでの一連の業務は非常に手間がかかり、面倒」などの状況を挙げ、この新サービスがそれらを改善するとしている。

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同サービス導入の具体的なメリットは以下。
・手間なくリーズナブルに運用型広告のクリエイティブ改善が可能
・広告の発注が簡単にできる
・使いたいクリエイティブを選ぶだけで、自動的に入稿まで完了できる
・配信しながら、自動的にパフォーマンスチューニングを実施
・CTRが落ちてくるタイミングで通知を行う
・タイムリーな発注により、広告キャンペーン期間中CTR、CVRなどのパフォーマンス最大化を実現
同社はこのサービスについて、すでにEC、人材、金融領域のキャンペーンにおいてトライアルを実施。それぞれ様々なターゲティング、バナーサイズで複数回のクリエイティブ改善を行った結果、CTRが34~277%向上したと発表している。